仮想通貨のおすすめ長期積立投資方法をブログで公開【ビットコイン】

仮想通貨のおすすめ長期積立投資方法をブログで公開【ビットコイン】

この記事では私が試行錯誤の末に辿り着いた仮想通貨長期積立投資方法を紹介します。

2018年にビットコインを10万円初購入し、それが3万円まで暴落し、含み損に耐えて15万円で売却したものの、その後の急騰を逃したという経験から日々の値動きに感情を動かされない積立方法を採用しています。
それはステーブルコイン貯金からの利息とマイニングの収益を原資として暗号通貨を購入・ステーキングすることで複利で増やしていくというものです。

資産ポートフォリオにおける仮想通貨の位置づけ

私は暗号通貨を含む資産のポートフォリオを世界最大のヘッジファンドであるブリッジウォーター社を率いるレイ・ダリオ氏が紹介したオールシーズンズ戦略を参考にして作っています。暗号通貨のポートフォリオ全体に占める割合はこれから述べる暗号通貨の特徴から10%以下にしています。

オールシーズンズ戦略の詳細ついては以下の記事を御覧ください。

レイ・ダリオ推奨ポートフォリオをETFで自作する【オール・ウェザー戦略】 レイ・ダリオ推奨ポートフォリオをETFで自作する【オール・ウェザー戦略】

ナスダック連動のレバレッジ商品

暗号通貨を代表するビットコインはデジタルゴールドと呼ばれたりしますが、金と値動きは異なり、アメリカのハイテク株の株式指数であるナスダック100指数と連動します。そして、ナスダックよりも大きく値動きします。

下のチャートはBTC/USDの週足チャートです。青のチャートはナスダック100指数との相関係数で、ほとんどの期間で正の相関であることがわかります。つまり、ナスダックが下落するときは暴落し、上昇するときは暴騰するということになります。

ナスダックとビットコインの相関係数

株式指数にレバレッジをかけて取引すれば、価格が急落する際に強制ロスカットや追証が発生することがありますし、金利も発生します。有名なレバナスも繰上償還リスクがありますし、信託報酬が年率約1%かかります。

しかし、暗号通貨を現物保有していればロスカットもなく、手数料を支払う必要もなく長期保有することができます。

グロース株に連動するのに配当がもらえる

ナスダックを構成するグロース株は利益を配当ではなく将来の成長に投資するため、配当利回りは低くなっています。例えば、ナスダック100指数と連動するインデックスETFであるQQQの配当利回りは1%未満となっています。

一方、仮想通貨は定期預金のようにステーキングしておけば年利10%前後の利息を受け取ることができます。下落相場であったとしても保有し続けるメリットがあるわけです。

仮想通貨ごと、取引所ごとのステーキング利回りは以下の記事にまとめてあります。

仮想通貨のステーキング・レンディング利回りランキング・利率一覧 仮想通貨のステーキング・レンディング利回りランキング・利率一覧

成長余地が大きい

金の時価総額は約10兆ドルですが、仮想通貨全体の時価総額は2022年6月時点で約1兆ドルであり、まだまだ成長余地は大きいと考えられます。

以上から、今後仮想通貨の価値が上昇するか下落するかはわからないが、上昇する可能性に何も張らないのは機会損失ではないか短期的に仮想通貨の買い時売り時を見極めるのは難しいため、値動きのストレスを抑えながら長期的保有する必要があると考え、そのために採用したのがステーブルコイン+マイニング積立投資法です。

ステーブルコイン+マイニング積立投資法のメリット

値動きに翻弄されない

この方法の一番のメリットは日々の値動きに翻弄されず仮想通貨を積み立てられることです。
仮想通貨は1日に数十%値動きすることがあります。日本円で仮想通貨を購入すると、「買ったら暴落した…」、「買おうと思ったら暴騰した…」、「資産が一晩で激減した…」というように日常生活に影響が出るレベルで感情が動かされます。

ステーブルコインの利息を原資に仮想通貨を積み立てれば、ドルベースでの原資は増減しません。また、マイニングのために購入したGPUは仮想通貨が急落しようが、手元に残りますし、中古で売ることもできます。

ガチホできる

第二のメリットは第一のメリットとも関係がありますが仮想通貨をガチホできることです。
下のチャートはBTC/USDの週足チャートです。2020年にビットコインを購入して、2021年の最高高値までホールドできた握力の強い人が何人いるでしょうか(私は日本円で購入したものを2021年初に利確してしまいました)。仮想通貨はボラティリティが高いので、利益が出たらどうしても早く利確したくなってしまします。
第一の理由でもお伝えしたようにマイニングした仮想通貨の値動きは日本円と交換したものと比べ気にならなくなるので、ステーキング(定期預金)しながら長期保有しやすくなります。

ステーブルコイン貯金

ステーブルコインは米ドルなどの法定通貨や金などのコモデティに連動する暗号通貨です。
ビットコインなどの暗号通貨はいつでもどこへでも瞬時に安い手数料で送金することができますが、短期間に大きな値動きがあると暗号通貨購入時と使用時で購買力が大きく変動してしまうことが欠点です。そのため、ステーブルコインは価格の安定性と送金の利便性を両立した暗号通貨として作られました。

米ドルと価値が連動するステーブルコインであるBUSD、USDT、USDCは値動きが安定しているにも関わらず、預金しているだけで年利10%もの利息を受取ることができます。私はこの利息を元手に仮想通貨を積み立てています。もちろん、ステーブルコインのまま増やしていくことも可能です。

BUSD、USDT、USDCの詳細と運用方法は以下の記事を御覧ください。

BUSDのUSDTとの違い・メリットと年利10%でステーキングする方法 BUSDのUSDTとの違い・メリットと年利10%でステーキングする方法
USDTとBUSD・USDCの違いと年利10%でステーキングする方法 USDTとBUSD・USDCの違いと年利10%でステーキングする方法
USDCとUSDT・BUSDの違いと年利2%でステーキングする方法 USDCとUSDT・BUSDの違いと年利2%でステーキングする方法

マイニング

マイニングとはビットコインなどの仮想通貨の取引承認に必要となる複雑な計算作業に協力し、その報酬として新たに発行された仮想通貨を受け取ることです。

マイニングする理由は市場価格と比べ、割安でビットコインを手に入れられるからです。私のマイニングリグは月11,000円の電気代で30,000円分(時価)のビットコインを採掘してくれています。この価格で購入するには2020年11月まで戻らなければなりません。
電気代も冬は暖房代と考えることもできます。マイニングリグはかなりの熱を排出するため冬は暖房代わりになります。

第二の理由はマイニングPCを組み立てること自体が楽しいことにあります。自分で部品を買ってきて組み立てるプラモデル的な面白さがありますし、電源を入れてPCが動くと感動します。電力効率を高めるためオーバークロック設定を調整したりするのも楽しいです。

ステーキングとレンディング

ステーキングとは仮想通貨をブロックチェーンのネットワークに一定期間預け入れることで報酬を受け取る仕組みです。レンディングとは仮想通貨を貸し出す代わりに賃借料を受け取る仕組みです。

両方ともに定期預金のように仮想通貨を一定期間預けることで利息を受け取ることができるサービスです。

ステーキングとレンディングのメリット

保有しているだけで利息が得られる

仮想通貨をステーキングすれば、放置しているだけで報酬を受取ることができます。そのため、仮想通貨を長期保有したい方、値動きを毎日確認する時間のない方はぜひ利用するべき仕組みです。

銀行預金より高利回り

年利10%以上のステーキング報酬を提供する仮想通貨が多く、受け取った利息がさらに利息を生む複利効果もあるため、保有している仮想通貨が雪だるま式に増えていきます。

ステーキングとレンディングのデメリット

利息以上に価格が下落するリスクがある

仮想通貨の値動きはドルや円といった法定通貨や株と比べて大きいため、ステーキング報酬よりも価格下落が大きくなってしまうリスクがあります。そのため、ステーキングの利息自体を目的にするのではなく、長期保有でキャピタルゲインを狙いつつインカムゲインを得るという位置づけの方がよいでしょう。

解除すると受け取り済の報酬を失う

一定期間、仮想通貨を拘束する代わりに報酬を受取るという仕組みのため、所定のステーキング期間中に解除すると、今まで受け取った報酬を失ってしまいます。余剰資金で購入した仮想通貨でステーキングを行うようにしましょう。

売却に時間がかかる

ステーキングを解除しても、仮想通貨が返還されるまでに数日を要します。そのため、ステーキング中の仮想通貨が暴落した場合、すぐに売却して損失を限定することができません。価値が短期間に失われにくい時価総額の大きい仮想通貨でステーキングを行いましょう。

 

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