USDTとBUSD・USDCの違いと年利10%でステーキングする方法
- 2022.04.08
- 仮想通貨

・ステーブルコインのUSDT(テザー)とBUSD(バイナンスUSD)の違い
・USDTとUSDC(USDコイン)の違い
・USDTを保有するメリット
・USDTの購入方法
・USDTのステーキングで年利10%儲ける方法
2018年から仮想通貨の積立投資を始め、現在1,000万円以上を運用している山師と申します。
ステーブルコインのUSDTとBUSD・USDCのどっちを保有したらよいのかわからない…。
このような悩みをお持ちの方に対する私の結論は以下になります。
バイナンスユーザの場合
1. 高い利息を受け取れるTier1の金額まではBUSDで保有
2. それ以上はUSDTを高利回りのTier1の金額まで保有
3. それ以上はBUSDかUSDCで保有
以下の記事でその理由を説明します。
テザー(USDT)とは?
USDTはテザー社によって発行されている米ドルと価値が連動するステーブルコインです。
ステーブルコインとは?
ステーブルコインは米ドルなどの法定通貨や金などのコモデティに連動する暗号通貨です。
ビットコインなどの暗号通貨はいつでもどこへでも瞬時に安い手数料で送金することができますが、短期間に大きな値動きがあると暗号通貨購入時と使用時で購買力が大きく変動してしまうことが欠点です。そのため、ステーブルコインは価格の安定性と送金の利便性を両立した暗号通貨として作られました。
ステーブルコインの種類
法定通貨担保型
法定通貨担保型ステーブルコインは米ドルやユーロなどの法定通貨によって価値が裏付けられています。テザー(USDT)、USDコイン(USDC)、バイナンスUSD(BUSD)が法定通貨担保型ステーブルコインに属します。
コモデティ担保型
コモデティ担保型ステーブルコインは金などのコモデティが裏付け資産となります。流通中の通貨価値と同じ価値のコモデティを通貨発行者は保有します。代表例は金と価値が連動するPaxos Goldです。
仮想通貨担保型
仮想通貨担保型ステーブルコインは1つ以上の暗号通貨に価値が裏打ちされます。 例としてはDaiが挙げられます。

USDTとBUSD・USDCとの違い
裏付け資産の現金比率:USDT < BUSD・USDC
USDTの裏付け資産は図1のように6%が現金、56%が短期米国債となっていますが(2022年5月時点)、残りは企業が発行するコマーシャルペーパー(約束手形)・信託預金・社債等、信用リスクのある金融商品が占めています。最新の内訳はこちらで確認できます。図2の2021年7月にPaxos社が公開したUSDTの裏付け資産と比べると、信用リスクのある資産の割合は低下しています。
一方、BUSDの裏付け資産は図3の通り100%が信用リスクの低い現金と短期米国債となっているため、価格下落リスクはUSDTよりも小さいです。
また、USDCの準備資産は図4のように23%が現金、67%が短期米国債でBUSDと同じく安全性の高い資産から構成されています。最新の内訳はこちらからご確認ください。




裏付け資産の監査頻度:USDT < BUSD・USDC
USDTはMoore Cayman監査法人が四半期ごとにテザーが準備資産によって裏付けられているか監査しており、その結果はこちらから閲覧できます。
一方、BUSDはWithum監査法人が毎月BUSDの供給量とPaxos社が保有する準備資産額が一致しているかどうかを検証しており、証明書はこちらで公開されています。
USDCはBUSDと同じく毎月Grant Thornton監査法人によって準備資産の確認が行われています。その証明書はこちらから閲覧できます。
BUSD、USDT、USDCは監査法人によって準備資産の監査が定期的に行われていますが、監査頻度という観点ではBUSDとUSDCの方が透明性が高いと言えるでしょう。
利回り:USDT・BUSD > USDC
ステーブルコインを預けた場合に受け取れる金利はUSDTとBUSDの方がUSDCより高い取引所が多いです。
そのため、ステーブルコインで高い利息を得たい方はUSDTとBUSDを保有した方がよいと思います。ステーブルコインの取引所ごとの利回りの比較は下記の記事から御覧ください。
バイナンスでのUSDTの買い方
国内仮想通貨取引所からバイナンスへの送金手順
USDTを購入するためには、まず世界最大の仮想通貨取引所であるBinanceに送金します。送金の手順は下記の記事にまとめてあります。
Binanceとは1日の取引高が3兆円を超える世界最大の暗号通貨取引所です。取扱通貨が多く、取引手数料が安いことが特徴でどの通貨でも一律0.1%の手数料です。
こちらのリンクからBinanceのアカウントを作成すると、取引手数料が永久に10%割引となります。手数料を抑えたい方はご活用ください。
バイナンスでのUSDTの購入手順
Binanceにリップルが送金されたら、ホーム画面からトレードの現物を選択します。
右上の検索欄から購入したい暗号通貨とリップルのペアを選択します。
現物で売りたい分のXRPを決めて、XRP売却を押せば完了です。この際、現時点での価格で売りたい場合は成行で、売りたい価格がある場合は指値で注文してください。
バイナンスでUSDTをステーキングする方法
バイナンスでUSDTをステーキングする方法をおすすめ順に説明します。
フレキシブルセービング
フレキシブルセービングとは普通預金のように暗号資産を預ける代わりに毎日利息を受け取れるサービスです。
フレキシブルセービングのメリットはいつでも必要なときに暗号資産を引き出して、すぐに売却・送金できることです。デメリットは定期預金のような定期ステーキングと比べて利回りが低いことです。
そのため、いつでも暗号資産を引き出せる状態にしておきながら利息を受け取りたい方におすすめのサービスです。
フレキシブルセービングする手順
まず、バイナンスのホーム画面上部から収益のセービングをクリックします。
次に、フレキシブルセービングを選択します。
検索欄に預けたい暗号通貨を入力し、右側の「定期登録」をクリックしてください。この際、自動振替をオンにしておくと、毎日受け取る利息が自動で預け入れられるようになります。
注文画面が表示されるので、預けたい暗号通貨の量を入力して、承認ボタンを押せばフレキシブルセービング完了です。
DeFiステーキング
Defiステーキングとはバイナンス経由でDeFi(分散型金融)サービスに暗号通貨を預けることで利息を得ることができるサービスです。
DeFiステーキングする手順
まず、バイナンスのホーム画面上部から収益のステーキングをクリックします。
次に、DeFiステーキングを選択します。
検索欄にステーキングしたい暗号通貨を入力し、預け入れたい期間を選び、右側の「今すぐステーク」をクリックしてください。フレキシブル型は普通預金のように預けた暗号通貨をいつでも引き出せるもので、ロック型は定期預金のように一定期間暗号通貨を預けるサービスになります。ロック型の方が利回りが高くなりますが、途中解約すると受け取った利息を失うことになるので注意してください。
注文画面が表示されるので、ステーキングしたい暗号通貨の量を入力して、承認ボタンを押せばステーキング完了です。
定期セービング
定期セービングとは定期預金のように一定期間、暗号通貨を預ける代わりに毎日利息を受け取れるサービスです。
フレキシブルセービングのメリットは利回りがいつでも暗号通貨を引き出せる普通預金のようなフレキシブルセービングよりも高いことです。デメリットはステーキング期間満了前に解約すると、今まで受け取った利息を失ってしまうことと、解約から引き出せるようになるまで数日を要することです。
定期セービングする手順
まず、バイナンスのホーム画面上部から収益のセービングをクリックします。
次に、定期セービングを選択します。
検索欄に預けたい暗号通貨を入力し、預入期間を選び、右側の「定期登録」をクリックしてください。
注文画面が表示されるので、預けたい暗号通貨の量を入力して、承認ボタンを押せば定期セービング完了です。
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