AzureのSaaS, PaaS, IaaSサービス一覧
- 2024.06.30
- Azure

クラウド サービスの種類
Microsoft | ユーザ | |
---|---|---|
IaaS | 物理的なインフラ(仮想マシン等)を提供 | OSやアプリを管理 |
PaaS | アプリを動かすプラットフォーム一式を提供 | アカウントと ID を担当し、完全なOS制御不可 |
Saas | アプリ環境の全てを管理 | アプリに接続して使用 |

IaaS (Infrastructure as a Service)
Azure Storageサービスについては下記を参照ください。
Azure Virtual Machines:物理コンピューターのソフトウェア エミュレーションです。これらには、仮想プロセッサ、メモリ、ストレージ、およびネットワーク リソースが含まれます。仮想マシンはオペレーティング システムをホストし、物理コンピューターと同じようにソフトウェアをインストールして実行できます。仮想マシン自体に送受信のトラフィックを暗号化する機能はありません。
Virtual Machine Scale Sets:同一の仮想マシンのセットをデプロイ、管理、スケーリングするために使用できる Azure コンピューティング リソースです。
Azure Virtual Network:Azure内にプライベートネットワークを構成するためのサービスです。仮想マシンなどのリソースを他Azureリソース、インターネット、オンプレミスと接続するために利用されます。仮想ネットワーク(VNet)には10.0.0.0/16などのプライベートアドレス空間を割り当て、そのアドレス空間をさらに10.0.1.0/24などの1つ以上のサブネットに分割します。仮想マシンなどのリソースはこのサブネットに配置されます。VNetは独立しているため、別のVNetに属する仮想マシン同士は通信できません。
Load Balancer:
PaaS (Platform as a Service)
Azure App Services:HTTPベースのアプリケーション(Webアプリ)を動かすための環境を提供するPaaSソリューションです。インフラストラクチャを管理することなく、任意のプログラミング言語で Web アプリ、バックグラウンド ジョブ、モバイル バックエンド、RESTful API を構築し、ホストできます。自動スケーリングと高可用性が提供されます。
Azure Backup:
SaaS (Software as a Service)
Office 365:
リレーショナル データベースサービス
Azure SQL Virtual Machines ![]() | Azure SQL Managed Instance ![]() | Azure SQL Database ![]() | Azure Database![]() | |
サービス種類 | IaaS | PaaS | PaaS | PaaS |
SQL Server の互換性 | 完全な互換性 | ほぼ 100% の互換性 | ほとんどのコア機能がサポート | オープンソースのデータベースエンジン(MySQL、MariaDB、PostgreSQL)に基づくため、SQL Serverとは互換性なし |
管理 | サーバーのすべての側面を管理する必要あり | 完全に自動化された更新、バックアップ、および回復 | 完全に自動化された更新、バックアップ、および回復 | 完全に自動化された更新、バックアップ、および回復 |
ユース ケース | オンプレミスの SQL Server ソリューションを移行または拡張し、サーバーとデータベースの構成のすべての側面の完全な制御を保持する必要がある場合に使用 | 既存のアプリケーションに対して最小限の変更が必要な場合は、ほとんどのクラウド移行シナリオでこのオプションを使用 | しいクラウド ソリューションで、またはインスタンスレベルの依存関係が最小限のアプリケーションを移行する場合に使用 | オープンソースのデータベースをクラウド上で簡単にスケーラブルかつマネージドで利用したい場合に最適 |
Azure Databaseの種類
Azure Database for MySQL ![]() | Azure Database for MariaDB ![]() | Azure Database for PostgreSQL ![]() | |
概要 | MySQLのフルマネージドサービス | MariaDBのマネージドサービスで、MySQLからフォークしたオープンソースのリレーショナルデータベースシステム | PostgreSQLのフルマネージドサービス |
特徴 | Azure上でMySQLデータベースを簡単にスケーラブルかつ高可用性で利用できる | テンポラルデータのサポートが組み込まれており、過去の特定時点のデータの状態をクエリできる。これにより、履歴データの管理や追跡が容易になる | リレーショナルデータを扱うと同時に、非リレーショナルプロパティを持つカスタムデータ型も格納でき、柔軟なデータモデリングが可能 |
クラウド コンピューティングの利点
拡張性 (Scalability): クラウド内のリソースを必要に応じて計画的に手動で拡張できる性質です。水平方向と垂直方向のスケーリングがあります。
弾力性 (Elasticity): 需要に応じて自動的にコンピューティング資源を調整できる能力です。Azure Virtual Machine Scale Sets は自動的に増減させることができます。
機敏性 (Agility): アプリの要件が変化したときに、クラウドベースのリソースを迅速にデプロイおよび破棄できることを意味します。
高可用性 (Availability): 障害が発生してもサービスまたはアプリケーションを引き続き使用できる機能を指します。
フォールトトレランス: コンポーネントの一部に障害が発生してもシステムが利用可能な状態を維持できる性能です。
ディザスター リカバリー: クラウドベースのバックアップ、データ レプリケーション、地理的分散などのサービスを使用して、災害時にデータとコードを安全に保ちます。
ジオロケーション: 世界中の地域のデータセンターにアプリとデータを展開できるため、顧客はその地域で常に最高のパフォーマンスを維持できます。
地理的分散: 通常はユーザーに近い複数の地理的な場所でサービスまたはアプリケーションを利用できるようになります。
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